かくれ肥満はBMIや体脂肪率だけでは判定できない理由

かくれ肥満はBMIや体脂肪率だけでは判定できない理由

質問

BMIや体脂肪率という数値だけに注意していても、かくれ肥満を見落とす恐れがあるという話を聞きました。他にどんな点に注意すべきですか?

 

回答

一般に肥満はBMIや体脂肪率によって判定されますが、さらに重要なのは、どこの部位に脂肪が蓄積されているかという点です。スタイルを良くする方法を求めるならこの数値だけで十分かと言うと、実はそうではありません。一見肥満体質には見えないにも関わらず過剰に脂肪が蓄積されているというかくれ肥満体質であることに気付かないことがあります。

 

特に腹部型肥満というのは高血圧、糖尿病、高脂血症等を引き起こし、結果として心筋梗塞、脳卒中などの原因になると言われています。この腹部型肥満はさらに細分化すると内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満に分けることができます。内臓脂肪型肥満は内臓の周りに脂肪が過剰に蓄積された状態であり、皮下脂肪型肥満は腹部の皮下に脂肪が過剰に蓄積された状態を指しています。

 

内臓脂肪型肥満と健康への影響

内臓脂肪は遊離脂肪酸となり血管から肝臓に取りこまれるのですが、過剰になると肝臓に取りこまれる脂肪が増加するため、肝臓で作られる極低比重リポタンパク(VLDL)が増加します。このVLDLは脂肪がタンパクに結合したもので、血液中に溶け込み、血液中の脂肪量が増加し、高脂血症を引き起こします。

 

また、内臓脂肪から出される脂肪が過剰になると肝臓でのインスリンの取り込み機能が低下し、血中のインスリン量が過剰になり、糖尿病の原因となります。

 

皮下脂肪型肥満と健康への影響

皮下脂肪が増加すると、遊離脂肪酸となって抹消の血管に送り込まれるため、多量の脂肪の蓄積により糖代謝機能が低下し、糖尿病の原因となります。